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Author: 能楽兎者           (のうらくとしゃ)
     
   能楽観賞
    (初観賞 2004 - 01 - 16)
   油彩画制作
     ( 1994 〜 )
   海外・国内旅行

   能楽観賞数 (本年)
    能 観賞数  185 番
      (通算 1,230 番)
     現行曲観賞 211 曲
    狂言 観賞数 94 番
      (通算 644 番) 
    観賞公演数 (通算)
        680 公演

   Blog 開設
     2007 - 05 - 17                                

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「横浜企画」公演
11月3日(祝) 曇 開演PM2:00〜終演4:30
 3カ月振りに横浜能楽堂へ足を運んで、源氏物語千年紀・横浜能楽堂企画公演「源氏
 物語〜それぞれの恋心」第三回「玉葛 ー 乱舞する蛍と恋」を観る。
 能「玉葛」上演の前に、馬場あき子の解説と 加賀美幸子の謡曲朗読「玉葛」があった。

「玉 葛」
  シテ 前 里女・後 玉葛の霊 塩津哲生
  ワキ 旅僧 宝生 閑、アイ 門前の者 高澤祐介
  囃子方 笛 松田弘之・小鼓 大倉源次郎・大鼓 佃 良勝
  地頭 友枝昭世・副 香川靖嗣、主後見 中村邦生

 典拠は「源氏物語」玉葛の巻で、能柄は 四番目・狂女物、所は 大和・長谷寺、季節
 は 秋(九月)、作者は 金春禅竹である。
 狂乱物だが三番目・鬘物に近い情趣があり、「浮舟」の姉妹曲である。
 観世流は「玉鬘」と記す。

 主人公は、頭中将と 夕顔の間に生まれた 玉葛である。
 「源氏物語」では、光源氏の弟 兵部卿・義弟の 夕霧・実弟の 柏木、さらに養父の
 光源氏にまで心を尽くさせ、結局は黒髭大将に嫁いでしまった 玉葛だが、本曲では
 それには詳しく触れていない。だが終盤には、狂いのもとになった恋愛遍歴を語り、
 妄執の心を翻して真如に立ち返り成仏を告げている。

 前シテ 里女の出立ちは、縫箔を腰巻きに水衣を肩上げにして櫂竿を持ち、面は小面
 を掛ける。後シテ 玉葛の霊は、縫箔を腰巻き壷折りにして 付け髪を左に垂らす。
 なかなか豪華な装束であるが、色のアクセントがなく ぼんやりとした感じ。

 喜多流の名手 塩津哲生(63才)は 常の出来、後場 やや詞章が聞き取りにくかったのは
 気のせいか。「乱舞する蛍」のイメージは、残念ながら湧いてこなかった。
  (85分)  191/1002


観能記 | 08:15:36 | トラックバック(0) | コメント(0)
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