「一字 一句」
   
03 | 2017/04 | 05
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

 第三十二回「テアトル・ノウ」東京公演

 第三十二回「テアトル・ノウ」東京公演   宝生能楽堂
           平成28年7月9日 (土) 雨  開演 午後2時〜 終演 5時15分

  能:山 姥」  舞囃子:「三 山」他 仕舞2番
    見 所:満 員 (480)
 京都在住、観世流の中堅実力者 味方 玄 (49才) 主宰の公演である。東京公演は、十回目
 となる。


「山 姥」小書:雪月花之舞、卵胎湿化
  シテ/女・山姥   味方 玄
   ツレ/百万山姥 谷本健吾
   ワキ/従者 宝生欣哉  /供人 大日方 寛・梅村昌功
   アイ/里人 石田幸雄
   囃子方/笛 藤田六郎兵衛・小鼓 成田達志・大鼓 亀井広忠・太鼓 観世元伯
   地謡/地頭 片山九郎右衛門 副地頭 観世喜正
      河村晴道・分林道治・角当直隆・梅田嘉宏・武田祥照・観世淳夫
   後見/主 清水寛二 副 味方 團

  典拠:未詳 能柄:五番目鬼女物 作者:世阿弥

 玄の父親、味方 健 (能楽師・文学博士/83才) の公演冒頭の「お話」(曲目解説) によれば、
 小書の「雪月花之舞」は、クリ・サシ・クセで舞う〈破がかり三段之舞〉、「卵胎湿化」
 は、アイ狂言の替えの語り。

 なお、配られたパンフレットの 玄の言葉に、『十五才の時から三十四年の永きにわたり
 師事いたしました 片山幽雪師とお別れして一年が経ちました。「雪月花之舞」は古くは
 「法会初能之式 (ほうえわきのうのしき)」といい、法事 (追善) の時の初番に舞われまし
 た。未だ至りませんが心中追善の気持ちにて勤めさせていただきます』とある。

 シテの 玄 を中心に、ツレの 健吾・ワキの 欣哉・アイの 幸雄、囃子方の面々、地謡陣が
 一体となった、申し分のない舞台であった。感動・感激したと言うよりは、「能」って
 本当に美しい芸能だなあと思った。泉下の 幽雪師も、嘸かしご満足であろう。

 玄の舞台は、謡の上手さ舞や所作の美しさは認めるが、迫力不足が上げられる。だが、
 今日の舞台は、謡・舞・所作の巧さに加え、力強さと緩急のけじめに凄みがあった。
 敢えて言えば、要所要所でもっと荒々しさが出ても良かった。

 満員の見所には、緊張感と充実感の香りが横溢していた。
                              上演時間:115分





最近の記事

月別アーカイブ

カテゴリー

ブログ内検索

RSSフィード