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観能10年10カ月から

    (その4)

     堀上 謙氏のこと

      能楽評論家で、長年「能楽ジャーナル」(2012年3月廃刊) の編集長をされていた。
      昭和6年 (1931年) 生れの83才。著書・写真集に、「能・修羅と艶の世界」「平
      家物語と能」「能楽展望」「能の集積回路」「能界情報おもてうら」など多数。
      平成16年4月の初対面から現在まで、親しいお付き合いをさせて頂いている。
      能楽堂で、お元気な姿を拝見するとほっとする。
      

     「能楽ジャーナル」の誌上座談会で、堀上編集長が〈最近のシテ方五流の家元事情〉
     を語っている。
      「宝生流の 英照 (註:平成22年4月逝去) は、書生を置いているけれども、ああ
       言う為体だから教えてない。観世流の 清和も内弟子はとってないし、自分の事
       で精一杯。金春流の 信高 (註:平成22年8月逝去) は、老体だから教えられ
       ない。後嗣の 安明 (註:現家元) が、若い者の稽古を見ているようだが、息子の
       憲和を見るとどうも前途多難。金剛流の 永謹は、息子の 龍謹を教えるだけで
       アップアップしている。喜多流は 六平太が、家元の責任を放棄している。こう
       見てくると、今各流派とも、家元は指導者として、当てにならないと言うのが
       現実なんですよ」
      と、可成り手厳しい。だが、内情知らない当方には伺い知れぬこと。
                           (平成16年2月29日 記)


     能楽ジャーナル 堀上編集長との、思いも寄らない〈出会い〉に感動した。水道橋の
     宝生能楽堂での能楽観賞後、近くの中華料理店のカウンターで、偶然氏と隣り合わ
     せに座った。勿論初対面であるが、私は「能楽展望」の著者紹介写真で、氏の特徴
     ある丸顔を存じ上げていたので、思い切って声を掛けてみた。
     この1月、能を観だしたばかりの私の不躾な質問にも、興味深く丁寧に応えてくれ
     た。また、氏が講師の「能楽講習会」(早大オープンカレッジ、国立能楽堂)を教え
     てもらった。
     1年後、私は四十数年間のサラリーマン生活に別れを告げる。私にとっても、日本
     の伝統芸能である能楽に、興味と勉強意欲は十分持っている。4月9日、30分ほど
     の 堀上氏との出会いであったが、大きな贈り物を頂いた気分となった。
                           (平成16年4月9日 記)

     
     
     

10年10カ月 | 09:13:19

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