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観能10年10カ月から

   (その2)

   「能楽ジャーナル」NO.57・58 (2010年1月・3月号)

     「評談 能界展望」ー演能会の動向と実態ー のところに、私の名前が載っている。編集
     委員の 堀上 謙氏 (編集長)、藤田 洋氏、ゲストの 柳沢新治氏、そして 及部和良である。
     編集委員の 村上 湛氏も居られたが、〈村上湛の発言は本人の希望で削除いたしました〉
     とある。この座談会の収録の時、一寸したハプニングが生じた。収録の始まる前、村上
     氏が私の顔を見るなり激高されたのだ。その内容を私が語ると誤解を生じるので、公表
     された 堀上編集長の記事 (「能楽ジャーナル」NO.57 2010年1月号)を載せる。
     なお、私はこの件に関して静観の立場を取り、当時の「能 観たまんま」にも、一切の
     本件事象を記載していない。


    能界情報 おもてうら「泣いて馬謖を斬る」  堀上 謙
     
     村上湛君が昨年一杯 (註:2009年末) で本誌の編集委員から抜けた。本人の意志なの
     で、敢えて慰留はしませんでしたが、作今の彼の能評や発言に謙虚さが欠けることも
     気になっていたからでした。しかし、まさに「泣いて馬謖を斬る」(註:広辞苑;規律
     を保つためには、愛する者をも止むを得ず処分する意) の心境です。
     彼は10年近く、本誌の能評を担当、評談にも委員として参加してきましたので、当然、
     読者や周辺から、〈何故〉なのかという質問やその理由を尋ねる問い合わせが届くこ
     とは必定です。そこで、私から 田村君 (村上湛の本名) に出したメールの全文を本欄に
     掲載して、その前後の事情と背景を理解していただくことにします。

    親愛なる 田村良平君
     冷静になったと思うので、反省を求めてこのメールを啓上する。先日の「評談」の    
     あと、及部氏には当日の非礼を同世代の息子を持つ親の心情で詫びておきました。
     貴君からも「お詫び」をしておいてほしいと思います。
     ご存知のように、及部氏は老生が「評談」のゲストとしてお招きした人です。観能
     暦こそ6年と浅いが、年に平均200番、すでに1,200番以上を自費で各会の催しを
     見ており、その印象記や感想を全部、日記やブログに記録している観客として希有
     な人です。すでに年齢は古稀を超えていますが、某銀行の支店長や傍系会社の役員
     を歴任、リタイヤ後は趣味の油絵 (個展を2回開催・私も見ています) や能観賞三昧
     に日常を送っている人です。その間、老生が講師を勤める早稲田のオープンカレッ
     ジに4年、「能に親しむ会」に2年、その他様々な能楽講座やワークショップにも
     参加 (貴君の講座にも) しています。また各演能会の動向も、記録をとりデータを
     つくり通じています。これは普通の愛好者にはできないことです。柳沢氏も彼の記
     録やデータが参考になるからと、提供してほしいと要望していました。
     ですから、今回の評談「演能会の動向と実態」というテーマには、観客代表として
     発言してもらうに適任と判断して、出席を要請したわけです。
     にもかかわらず、貴君は席につくなり、同じテーブルにつけないと及部氏を忌避し
     ました。その理由として「ブログに匿名で能の感想を書いている」「自分は及部氏
     の出席を知らなかった」と述べましたが、さらに「私は帰らせてもらいます」とま
     で言いました。私はそれでは「帰りなさい」と言いましたが、結局、貴君は藤田さ
     んのブログについての質問もあって最後まで帰りませんでしたね。何が気に入らな
     かったのですか? 素人がブログに能評めいたことを書くことが生意気だと思ったの
     ですか? 初対面の年長者に対しての態度としては礼を失しているのではないでしょ
     うか。能評家はそんなに偉いのでしょうか。
     ところで、貴君にお尋ねしたいのですが、藤田さんも聞きましたが、何故匿名 (と
     いってもペンネームと同じようにハンドルネームがあります) でブログに観能の感
     想や印象を書くことが悪いのですか? 言論の自由、表現の自由を認めないのです
     か? 私は、「能楽ジャーナル」で貴君に自由に発言させたり、書かしたりしてい
     ます。
     「評談」のゲストについては、編集長である私が決めることで、以前から貴君には
     特別に配慮して事前に知らせてましたが、他の委員はほとんど知らないことが多く、
     またいちいち了解をとることではありません。何か勘違いをしているのではないか
     と思います。
     及部氏は貴君の剣幕に驚いて、「それでは私が帰ります」と言いましたが、私が止
     めました。彼は反論しようと思ったが、と後で語ってましたが依頼者の老生に遠慮
     して身を引いたそうです。温厚な人柄であり、大人の判断だったと思います。それ
     でなければ口論になり、あの場が荒れたことだろうと想像できます。
     それにつけても、貴君の言動は、誰がみても失礼な態度でした。「君は何様のつも
     りでいるのか」と、私も言いたくなりましたがとどまりました。貴君に満座の中で
     恥をかかせたくなかったからです。
     貴君を「能楽ジャーナル」に起用してから、いままで、評価もさることながら、さ
     まざまな批判や指摘も私のもとに届いてます。しかしその都度、老生は「彼はまだ
     若いから、長い目で見てほしい、その内に変化が出てくるから」と庇い、ガードし
     てきました。しかし、貴君も私の子供たちと同じく、もう五十歳に手の届く年齢に
     なり、いつまでも若いからという弁解はききません。書くものにも人格が出てきま
     す。人間性も含めて評価されるようになると思います。
     この際、やはりはっきり言っておいたほうがよいと思います。「天狗になりすぎて
     いる」「自信過剰である」「無謬 (註:理論・判断などに誤りがない) 主義である」
     「謙虚さがない」などなどがありますが、どうもそれらの集約されたものが、残念
     ながら今回は貴君の態度に出てきたような気がします。自信は必要ですが、やはり
     謙虚さがあっての自信でなければならないのではないでしょうか。賢明な貴君の
     ことだからお分りだと思います。
        平成21年11月21日                 堀上 謙




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10年10カ月 | 09:00:04

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