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観能10年10カ月から


  (その5)   

    村上 湛氏のこと

     明星大学人文学部日本文化学科教授 村上 湛氏 (本名 田村良平) は、昭和38年生れの
     51才、気鋭の古典劇評論家である。元「能楽ジャーナル」や、現在「能楽タイムズ」、
     日刊紙などに能・狂言の批評を執筆している。
     著書に、「すぐわかる能の見どころ」「歌舞伎の身体論」。「能」の復曲・再構成に
     数多く携る。
    

    この世の中には、天才と呼ばれる人が居るものだ。能楽評論家の 村上 湛氏も、その内
    のひとりだと思う。氏は、昭和38年生れだから若干41才。それにしても、氏の論評や
    筆法は鋭い。
    些か小難しい日本語を操り、訳が分からなく意味不明瞭な箇所 (当方が不勉強な為だが)
    もあるが、総じて指摘に間違いは無さそうだ。良いものは良い、悪いものは悪いと、
    はっきり言う見識と勇気を持っている。
    氏の、頭髪の両すそを刈り上げ、一種独特なスタイルの人物を見所に発見した時、舞台
    上の演者は少なからず意識を持つだろう。
    私も再三お見掛けするので、先般「先生の切れ味鋭い論評のファンですよ」と声を掛け
    たら、彼の照れた表情に、未だ青年らしい恥じらいを感じて新鮮だった。
                           (平成16年7月5日 記)

    
    堂本正樹 (註:演劇評論・演出・劇作家、昭和8年生れ81才) の「喝食抄」の中に、
    面白い一文がある。
     平成五年一月十日(日)、品川駅で赤飯弁当を買い、高田馬場から地下鉄で矢来の
     九皐会へ。喜之の「翁」と 喜正の「難波」。(中略) 能を見ながら桟敷で弁当
     を食う。客席に 田村良平 (註:村上 湛) がいる。銕仙会の合評会で、銕之丞 (註:
     八世・本名 静夫・人間国宝・平成12年7月逝去) の「重衡」を「二千円の値打ち
     もありません」と言い放った、早稲田のドクターコースの若者だ。こういう人が
     出て、自己を詐らず見続けてくれるなら、能も安心だろう。
                           (平成16年10月30日 記)



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10年10カ月 | 06:22:36

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