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 フウセンカズラ (風船葛)

 昨年秋採種した風船葛の種子を、庭の壁伝いに蒔きました。20日程で芽が出て、小葉が茂って
 きました。風船葛はつる性の一年草で、黒い球状の種子に白くハートの形が浮いています。
 属名「ハートの種子」とも言われ、何とも愛らしい種子です。

 風船葛は、花よりも風船状の果実を観て楽しむ植物です。鮮やかな緑色の葉が生い茂るので、
 壁面緑化にも好適な植物と言えます。

    作 句   ふんわりと風船葛小葉競ふ    何気なく風船葛壁伝ひ
          名にし負ふ風船葛ハート種    水光る風船葛つるの先
          青袋風船葛ゆらりゆら      種子三つ風船葛枯れ袋




俳 句 | 09:12:13
  お能の俳句 (4)

 俳句作りを5月に始めましたが、10月に入ってから作句を殆んどお休み
 しています。体調問題もあり、気分が乗らないのです。
 まあ、年があらたまらないと、ヤル気が出ないかもしれません。

  「お能の俳句」第4弾、といっても大分前に作ったものです。

    夏安居や静けさ究む能舞台 
    
    晩春や吾子念仏の隅田川

    悪尉の篝火に揺るる楽の舞

    誓願寺和泉式部や歌舞の舞




俳 句 | 18:02:57
  お能の俳句 (3)

 今年の能楽鑑賞は、5月までは毎月能楽堂に通っていましたが、それ以降は
 体調に問題があり、殆んど行けず仕舞いでした。

 結果は、能38番、狂言17番に終わりました。一時、年間観賞数 能200番、
 狂言100番以上でしたから、その激減振りは自分でも情けなく思っています。


 「お能の俳句」第3弾です。

   作 句

    夏草や合戦の語り景清忌    鏡板蝋燭能の影淡し

    菊の香や一畳台の菊慈童    鐘供養殺気際立つ般若面

    三井寺や秋冷の夜気吾子の眉  夜寒舞ふ三輪明神の神神楽





俳 句 | 10:35:20
  お能の俳句 (2)

 これから12月末迄に、能楽鑑賞を5回予定していますが、例によって
 体調次第です。
 先般来の、「お能の俳句」第2弾です。


  作 句

   姨捨や月下遊楽孤愁濃く     木賊刈る狂態おきな旦過寮
   夏始め大原御幸や花帽子

   春遠し弁慶智略安宅関      高々と鼓のリズム勧進帳

   海人や乳下切り裂き宝珠盗り   面白や三輪明神の神楽舞   
   女郎花頼風の霊地獄責め

   並べたる能面幾多土用干し    能舞台出来・不出来は面次第




  

俳 句 | 09:13:03
  お能の俳句 (1)

 能楽鑑賞を10年余り続けてきましたが、体調不良のためここの処すっかり
 能楽堂はご無沙汰です。お能の俳句を、作ってみました。


  作 句
   自然居士人商人や芸尽くし    石橋や紅白牡丹獅子の舞
   帝への愛を貫く花筐       七夕や関寺小町老女舞

   懐かしやすすきを分けて筒井筒  汐汲みや融の大臣月世界
   杜若伊勢物語まめをとこ     松虫や草原消へし友遥か

   初能や能楽堂への長き坂     広げたる能装束や土用干し    
   すり足に役者の技量推し量り   名人のこは序之舞ぞ起きなはれ




俳 句 | 17:33:54
  季語「秋」

 秋は、立秋 (八月上旬) から立冬 (十一月上旬) までを指すようですが、季語の
 「秋」は、陰暦の七・八・九月があたるようです。

 また、三秋とは初秋・仲秋・晩秋の総称だそうですが、何れにしても、穀物
 が実り、天は高く澄み、木々が紅葉する、極めて魅力的な時期です。


  秋の雜句

    快晴に秋あき秋と叫びたり  秋晴れや物干しくるりイロチ買ひ

    秋日和窓の風除け新調し   友の徒も招きて秋のコンサート
    贈られし大粒な柿光りをり  虫時雨耳鳴りの叔父容赦なく

    秋蝶の花蜜少なひらひらす  数知れぬ逸話男の秋逝けり
    隣り家の幼子静か野分あと





俳 句 | 11:19:10
 芋虫と蟾蜍

 我家のベランダには、1m 程の棘のある柚子の木 (ミカン科) が2本あります。
 この秋、アゲハチョウが卵を産みつけ、3匹の幼虫 (芋虫) が育っています。
 芋虫は少し大小はありますが体長4㎝ 前後、濃い緑色に黒い縞模様があり、
 なかなか綺麗で愛らしい姿。もう直ぐサナギになり、やがて蝶となって、飛び
 立って行くでしょう。

 秋の雨が降っている今朝、小さな庭に大きな ひきがえる を見つけました。
 四肢が太く、体躯はぶとぶとに肥大、背面は黒褐色で多数のイボ、腹面は灰
 白色をしており、正にグロテスクな大型カエルです。のそりのそりと歩く姿は、
 風格がありますが。冬眠をしますので、土の穴場を探しに現れたのでしょう。

 芋虫 (毛のない 蝶・蛾の幼虫) は「秋」の季語で、ひきがへる (蟾蜍・蝦蟇・
 蟇・がまがへる) は、「夏」の季語となっています。


  作 句

    芋虫の居るみどり色濃く光る   棘の木に芋虫みっつ青き風

    がまがへるのそりと出て庭深し  蟇の腹宙返りして鈍き白
    雨脚に口見上げたりひきがへる  四肢ゆたか角界入りぞひきがへる
    岩越へを躊躇う蟇の巨躰かな   雨続き蟇まるまると穴探し 

    微笑まし柚子に芋虫土に蟇


    
     

俳 句 | 11:28:32
 地域は家族:ふれあいフェスタ

 10月3日 (土) 、我が町 (世田谷区) で、フェスタ (festival) が開催されました。
 我が町内会の年中行事のひとつで、主催者側としての参加です。

 この祝祭「地域は家族:ふれあいフェスタ」は、心配されたお天気も問題なく、
 お子様連れ始め多数の老若男女で賑わいました。

 私も、案内所・スタンプラリー担当役で関わりました。


  作 句

    秋高し地域は家族フェスタ祭   天高しフェスタ祭りの賑やかき  
    秋晴や笑顔弾けるフェスタ祭   フェスタ祭ウクレレバンド阿波踊り

    フェスタ祭多彩なブース秋日和   秋晴や綿菓子に列フェスタ祭
    秋日差スタンプラリー人気もの   秋澄みて故郷の彩フェスタ祭





俳 句 | 11:40:14
 名月がかかる夜

 陰暦八月十五日 (本年9月27日) は「中秋の名月」で、この名月の夜が
 「十五夜」、翌日は「十六夜の月」と呼ばれています。

 27日日曜日の朝は雲が多く、果たして名月が観られるか心配しましたが、
 すっきりと晴れて上々のお月見でした。更に翌28日も晴れて、二日続き
 の贅沢な良夜となりました。

 朋友 Y君の葬儀を26日に終えて、些か落ち込んでいた私も、この名月を
 観賞して、気持ちも少々和んで参りました。風流人の Y君のことだから、
 天空のどこかで、名月を賞でていることでしょう。


   作 句
       待ち焦がれ中秋の月東方  
       中秋の名月きりり讃へ合ふ
       十五夜と十六夜を観る奢りかな




俳 句 | 17:30:02
  大地の芸術祭

 〈大地の芸術祭〉
 越後妻有アートトリエンナーレ (ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNALE) 2015
 に行ってきた。
 新潟県十日町市・津南町 760k㎡ の、広大な越後妻有地域で展開される現代アート
 の芸術祭典。3年に1度の開催、今回は第6回展。 (会期:2015.7.26〜9.13)
 松之山温泉に2泊、ツアーバスを利用して会場を巡る。

  作 句 
     秋始め妻有の大地芸祭り    萩の花森の学校キョロロ館
     バスガイド新潟美人秋巡り   秋風や棚田一面こしひかり

     山峡の豪雪地帯稲の秋     能舞台然ふに非ずや農舞台
     競い合う大輪残し花芙蓉    秋祭りよそ者多き十日町

     秋に病む秘湯の宿の湯治客   料理長食欲の秋演出し




俳 句 | 11:29:26
  季語「秋」

 今日8月23日は旧暦の7月10日、二十四節気の「処暑」に当ります。暑さが峠を
 越え、鎮まるころを指すと言われますが、今年は残暑が殊の外厳しく感じられます。

 立秋 (八月八日頃) から、立冬 (十一月七日頃) の前日までが「秋」と言われます。
 気象学的には、九・十・十一月が「秋」です。

 そこで、夏の暮や秋の気配を感じる句を作ってみました。また、昨夜は多摩川花火
 大会が開催され、我家と隣家のベランダ越しに、打上げ花火が綺麗に見えました。


  作 句  夏の暮れ思ひそれぞれ途急ぐ   油蝉鳴きて来し方確かめり
       大空にくるりんとんび秋隣り   老幼も望みつましく秋へ向く

       秋風や身につまされて泣き沈む  我が胸に靡きし強き秋を待つ
       吹き急ぐ墓所の秋風暫し待て   建て付けの漸く軽し秋の風

       多摩川の堤の気分花火咲く    隣家とはベランダ越しに遠花火
       若夫婦歓声弾け揚花火      大輪の花火しばらく音の闇





俳 句 | 13:50:44
  芭蕉記念館と靖國神社

 8月14日(金) に、江東区にある「芭蕉記念館」「同分館」「芭蕉稲荷神社」を
 見学し、上野の東京都美術館 (二科会100年展)・東京芸術大学美術館 (うるし
 のかたち展) に廻り、絵画・彫刻・工芸などを鑑賞してきました。

 また、17日(月)には、毎年恒例 (終戦記念日前後) にしています、九段の靖國
 神社に参拝して参りました。


  作 句
    芭蕉翁隅田の夏を眺めをり   俳聖の芭蕉明神昇り旗
    甲子園上野の森は蝉時雨    安倍談話二科100年の巨匠削ぐ   

    夏の雨父眠り居る靖國へ    汗滲む父に柏手責果たす
    柔らかく夏雨注ぐ大鳥居    夏の雨今朝は靖國鎮まりて
    神門に金色二対菊御紋     聯隊の献木多々眺めをり

    英霊二百万余柱合祀せり    梅林にひっそりとして憲兵碑
    灯籠や御霊安かれ道照らす   日章旗大鳥居の空湿りをり
    能舞台風雪試練薄き松     夏の味靖國の前洒落た店





俳 句 | 10:24:55
 終戦日を前に

 昭和20年 (1945年) 8月15日は、第二次世界大戦の終戦を迎えた日。その時、
 昭和14年 (1939年) 生れの私は6歳でした。

 戦後70年の今年、76歳の私の記憶に残る戦争は、次第に脳裏から薄れつつあり
 ます。しかし乍ら、空襲警報に弟と一緒に逃込んだ防空壕、焼夷弾で森の向こう
 が真っ赤になった光景、終戦日に何も語らなかった母、小学校の思い出や戦後の
 生活苦などは鮮明に覚えています。

  作 句  八月や防空壕は狭き城     森の道花火の匂ひ焼夷弾
       終戦日何も語らず母位牌   

       給食の脱脂粉乳摘む鼻     青竹と白チョーク飛ぶ教師今
       熊蟬のシャーシャーとして威厳あり  
       初給与母の手添へて仏壇へ

 今日我家で、つくつく法師の鳴き声を聞きました。未だこの暑さ、月遅れのお盆
 前と言うのに… 。 でも、嬉しかった。

       世田谷につくつく法師もう秋か
 


 

俳 句 | 15:30:32
 白馬村と作句

 猛暑が続く東京を離れて、夫婦で長野県の白馬村へ2泊3日の旅をしてきました。
 しかし、日中はとても暑く期待はずれでしたが、朝晩は気温がぐっと下がり快適
 でした。

 新宿から白馬まで、特急あずさ号で凡そ4時間、行き帰りとも満席でした。
 宿は温泉のあるペンションで、時折利用しています。

 栂池自然園、八方尾根、塩の道千国街道、白馬三枝美術館などに行きました。


  作 句
     東京に負けぬ暑さの白馬かな   然れども朝晩涼し食すすむ
     白馬にはまだ紫陽花の瑞々し   栂池や白い帽子のちんぐるま
     塩の道百体観音笑み涼し     雪渓を小さき影が登り行く
     夏リフト八方尾根の花の道    名画あり白馬三枝美術館




俳 句 | 16:45:17
 小淵沢の山荘

 2日の日曜日、夫婦で小淵沢にある友人の山荘にお伺いしました。毎年5〜6月の
 花の時期に訪れていますが、今年は事情があって8月になってしまいました。

 しかし、沢山の山百合が丁度満開時期で大いに楽しめました。小鳥の餌場には、
 多くの野鳥が集まって賑やかでした。

   作 句   友ありて雲立つ峰や小淵沢   山百合や気高き姿友に似て

                     季語「夏」: 雲立つ峰 山百合





俳 句 | 09:02:18
 久し振りの能楽鑑賞と作句

 2カ月振りに、能・狂言を楽しみました。29日(水) 午後1時から、国立能楽堂での
 定例公演で、狂言「佐渡狐」、能「自然居士」の上演でした。
 
 狂言の「佐渡狐」、石田幸雄をシテに 深田博治と 高野和憲でしたが、幸雄はともかく
 博治と 和憲は今イチ面白味に欠けました。

 能「自然居士」は、居士に 香川靖嗣 (喜多流)、人商人に 宝生欣哉、子方に 大島伊織
 クン、門前の者 野村萬斎の配役でした。

 居士と人商人との強談判は、なかなか迫力がありましたが、靖嗣は大仰に声高に演じ
 るのではなく、柔らかみの中に強さと説得力のある芸を見せてくれました。

 また、中之舞・曲舞・ささら・羯鼓の芸尽くしも見応えありました。欣哉・萬斎も、
 持ち味を出して好演しました。伊織クンは、少し眠かったようです。
 囃子方、地謡陣も見事でした。

  作 句  
      雲居寺の夏説法や自然居士    自然居士人商人の朱夏談義
      芸尽くし自然居士舞う夏舞台   居士の面大喝食や青葉木菟

              季語「夏」:夏説法・朱夏談義・夏舞台・青葉木菟




俳 句 | 12:25:00
 能面虫干し見学と作句

  俳句を勉強してみようと思いたったのは、今年5月に76才になってからである。
  11年前の65才に、能の鑑賞を始めたのと同じ動機で、何か新しいものに挑戦
  してみようと言う意地があった。20年前、56才で油絵の制作に取り組んだ時も
  同様である。

  何ごとも中途半端で終らせたくない性分で、油絵制作・能楽鑑賞の結果は自分
  なりに満足している。しかし、油絵と能は、若かったから無理や無茶が出来た
  のだが、もう体が言うことを聞いてくれない。

  俳句は、結社とか句会などに入った方が、上達も早いと聞いている。が、当座
  は己の勉強一筋で行く。昨日、能面打の 岩崎久人師に連れられ、青山の銕仙会
  能楽研修所での「能面の虫干し」を拝見した。
 
  早速作句してみたが、推敲が足りず満足するものはない。

    虫干しや能面たちが並び居り    風入れや翁の面が微か笑む    
    役者居ぬ面虫干しの能舞台     能面の涼し気なる曝暑かな
    幾多夏役者が掛けし面強し     虫払い面打つ人の息使い

           季語「夏」:虫干し・風入れ・曝暑・幾多夏・虫払い
  
  
  


俳 句 | 09:04:38
「俳 句」

「俳 句」作句開始

 今年5月5日 76歳の誕生日を期して、俳句作りに取り組むことにした。俳句は、高校時代
 から興味はあったが、ここまで実作はない。
 実は家内が、NHKの俳句教室に挑戦したが、中途で挫折してしまったので、私が挑戦する
 ことにした。しかし、NHKの講座は受講しない。
 当面は独学で、俳人 藤田湘子 (故人) の入門書を手がかりに、俳句作りを開始した。とにかく、
 「実作を反復せよ」、そして「推敲を重ねよ」という教えなので、着実に実行して行こうと
 思っている。
 更に、「作句を休まず続けよ」「1カ月三十句は作れ」「鑑賞書・句集を読み、視野を広め
 鑑賞眼を高めよ」「俳句専門誌を講読、投書欄に応募して実技を磨け」とある。
 やってみよう。




俳 句 | 21:09:02

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