「一字 一句」
   
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 フウセンカズラ (風船葛)

 昨年秋採種した風船葛の種子を、庭の壁伝いに蒔きました。20日程で芽が出て、小葉が茂って
 きました。風船葛はつる性の一年草で、黒い球状の種子に白くハートの形が浮いています。
 属名「ハートの種子」とも言われ、何とも愛らしい種子です。

 風船葛は、花よりも風船状の果実を観て楽しむ植物です。鮮やかな緑色の葉が生い茂るので、
 壁面緑化にも好適な植物と言えます。

    作 句   ふんわりと風船葛小葉競ふ    何気なく風船葛壁伝ひ
          名にし負ふ風船葛ハート種    水光る風船葛つるの先
          青袋風船葛ゆらりゆら      種子三つ風船葛枯れ袋



  お能の俳句 (4)

 俳句作りを5月に始めましたが、10月に入ってから作句を殆んどお休み
 しています。体調問題もあり、気分が乗らないのです。
 まあ、年があらたまらないと、ヤル気が出ないかもしれません。

  「お能の俳句」第4弾、といっても大分前に作ったものです。

    夏安居や静けさ究む能舞台 
    
    晩春や吾子念仏の隅田川

    悪尉の篝火に揺るる楽の舞

    誓願寺和泉式部や歌舞の舞



  お能の俳句 (3)

 今年の能楽鑑賞は、5月までは毎月能楽堂に通っていましたが、それ以降は
 体調に問題があり、殆んど行けず仕舞いでした。

 結果は、能38番、狂言17番に終わりました。一時、年間観賞数 能200番、
 狂言100番以上でしたから、その激減振りは自分でも情けなく思っています。


 「お能の俳句」第3弾です。

   作 句

    夏草や合戦の語り景清忌    鏡板蝋燭能の影淡し

    菊の香や一畳台の菊慈童    鐘供養殺気際立つ般若面

    三井寺や秋冷の夜気吾子の眉  夜寒舞ふ三輪明神の神神楽




  お能の俳句 (2)

 これから12月末迄に、能楽鑑賞を5回予定していますが、例によって
 体調次第です。
 先般来の、「お能の俳句」第2弾です。


  作 句

   姨捨や月下遊楽孤愁濃く     木賊刈る狂態おきな旦過寮
   夏始め大原御幸や花帽子

   春遠し弁慶智略安宅関      高々と鼓のリズム勧進帳

   海人や乳下切り裂き宝珠盗り   面白や三輪明神の神楽舞   
   女郎花頼風の霊地獄責め

   並べたる能面幾多土用干し    能舞台出来・不出来は面次第




  
  お能の俳句 (1)

 能楽鑑賞を10年余り続けてきましたが、体調不良のためここの処すっかり
 能楽堂はご無沙汰です。お能の俳句を、作ってみました。


  作 句
   自然居士人商人や芸尽くし    石橋や紅白牡丹獅子の舞
   帝への愛を貫く花筐       七夕や関寺小町老女舞

   懐かしやすすきを分けて筒井筒  汐汲みや融の大臣月世界
   杜若伊勢物語まめをとこ     松虫や草原消へし友遥か

   初能や能楽堂への長き坂     広げたる能装束や土用干し    
   すり足に役者の技量推し量り   名人のこは序之舞ぞ起きなはれ



  季語「秋」

 秋は、立秋 (八月上旬) から立冬 (十一月上旬) までを指すようですが、季語の
 「秋」は、陰暦の七・八・九月があたるようです。

 また、三秋とは初秋・仲秋・晩秋の総称だそうですが、何れにしても、穀物
 が実り、天は高く澄み、木々が紅葉する、極めて魅力的な時期です。


  秋の雜句

    快晴に秋あき秋と叫びたり  秋晴れや物干しくるりイロチ買ひ

    秋日和窓の風除け新調し   友の徒も招きて秋のコンサート
    贈られし大粒な柿光りをり  虫時雨耳鳴りの叔父容赦なく

    秋蝶の花蜜少なひらひらす  数知れぬ逸話男の秋逝けり
    隣り家の幼子静か野分あと




 芋虫と蟾蜍

 我家のベランダには、1m 程の棘のある柚子の木 (ミカン科) が2本あります。
 この秋、アゲハチョウが卵を産みつけ、3匹の幼虫 (芋虫) が育っています。
 芋虫は少し大小はありますが体長4㎝ 前後、濃い緑色に黒い縞模様があり、
 なかなか綺麗で愛らしい姿。もう直ぐサナギになり、やがて蝶となって、飛び
 立って行くでしょう。

 秋の雨が降っている今朝、小さな庭に大きな ひきがえる を見つけました。
 四肢が太く、体躯はぶとぶとに肥大、背面は黒褐色で多数のイボ、腹面は灰
 白色をしており、正にグロテスクな大型カエルです。のそりのそりと歩く姿は、
 風格がありますが。冬眠をしますので、土の穴場を探しに現れたのでしょう。

 芋虫 (毛のない 蝶・蛾の幼虫) は「秋」の季語で、ひきがへる (蟾蜍・蝦蟇・
 蟇・がまがへる) は、「夏」の季語となっています。


  作 句

    芋虫の居るみどり色濃く光る   棘の木に芋虫みっつ青き風

    がまがへるのそりと出て庭深し  蟇の腹宙返りして鈍き白
    雨脚に口見上げたりひきがへる  四肢ゆたか角界入りぞひきがへる
    岩越へを躊躇う蟇の巨躰かな   雨続き蟇まるまると穴探し 

    微笑まし柚子に芋虫土に蟇


    
     
 地域は家族:ふれあいフェスタ

 10月3日 (土) 、我が町 (世田谷区) で、フェスタ (festival) が開催されました。
 我が町内会の年中行事のひとつで、主催者側としての参加です。

 この祝祭「地域は家族:ふれあいフェスタ」は、心配されたお天気も問題なく、
 お子様連れ始め多数の老若男女で賑わいました。

 私も、案内所・スタンプラリー担当役で関わりました。


  作 句

    秋高し地域は家族フェスタ祭   天高しフェスタ祭りの賑やかき  
    秋晴や笑顔弾けるフェスタ祭   フェスタ祭ウクレレバンド阿波踊り

    フェスタ祭多彩なブース秋日和   秋晴や綿菓子に列フェスタ祭
    秋日差スタンプラリー人気もの   秋澄みて故郷の彩フェスタ祭




 名月がかかる夜

 陰暦八月十五日 (本年9月27日) は「中秋の名月」で、この名月の夜が
 「十五夜」、翌日は「十六夜の月」と呼ばれています。

 27日日曜日の朝は雲が多く、果たして名月が観られるか心配しましたが、
 すっきりと晴れて上々のお月見でした。更に翌28日も晴れて、二日続き
 の贅沢な良夜となりました。

 朋友 Y君の葬儀を26日に終えて、些か落ち込んでいた私も、この名月を
 観賞して、気持ちも少々和んで参りました。風流人の Y君のことだから、
 天空のどこかで、名月を賞でていることでしょう。


   作 句
       待ち焦がれ中秋の月東方  
       中秋の名月きりり讃へ合ふ
       十五夜と十六夜を観る奢りかな



  大地の芸術祭

 〈大地の芸術祭〉
 越後妻有アートトリエンナーレ (ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNALE) 2015
 に行ってきた。
 新潟県十日町市・津南町 760k㎡ の、広大な越後妻有地域で展開される現代アート
 の芸術祭典。3年に1度の開催、今回は第6回展。 (会期:2015.7.26〜9.13)
 松之山温泉に2泊、ツアーバスを利用して会場を巡る。

  作 句 
     秋始め妻有の大地芸祭り    萩の花森の学校キョロロ館
     バスガイド新潟美人秋巡り   秋風や棚田一面こしひかり

     山峡の豪雪地帯稲の秋     能舞台然ふに非ずや農舞台
     競い合う大輪残し花芙蓉    秋祭りよそ者多き十日町

     秋に病む秘湯の宿の湯治客   料理長食欲の秋演出し



  季語「秋」

 今日8月23日は旧暦の7月10日、二十四節気の「処暑」に当ります。暑さが峠を
 越え、鎮まるころを指すと言われますが、今年は残暑が殊の外厳しく感じられます。

 立秋 (八月八日頃) から、立冬 (十一月七日頃) の前日までが「秋」と言われます。
 気象学的には、九・十・十一月が「秋」です。

 そこで、夏の暮や秋の気配を感じる句を作ってみました。また、昨夜は多摩川花火
 大会が開催され、我家と隣家のベランダ越しに、打上げ花火が綺麗に見えました。


  作 句  夏の暮れ思ひそれぞれ途急ぐ   油蝉鳴きて来し方確かめり
       大空にくるりんとんび秋隣り   老幼も望みつましく秋へ向く

       秋風や身につまされて泣き沈む  我が胸に靡きし強き秋を待つ
       吹き急ぐ墓所の秋風暫し待て   建て付けの漸く軽し秋の風

       多摩川の堤の気分花火咲く    隣家とはベランダ越しに遠花火
       若夫婦歓声弾け揚花火      大輪の花火しばらく音の闇




  芭蕉記念館と靖國神社

 8月14日(金) に、江東区にある「芭蕉記念館」「同分館」「芭蕉稲荷神社」を
 見学し、上野の東京都美術館 (二科会100年展)・東京芸術大学美術館 (うるし
 のかたち展) に廻り、絵画・彫刻・工芸などを鑑賞してきました。

 また、17日(月)には、毎年恒例 (終戦記念日前後) にしています、九段の靖國
 神社に参拝して参りました。


  作 句
    芭蕉翁隅田の夏を眺めをり   俳聖の芭蕉明神昇り旗
    甲子園上野の森は蝉時雨    安倍談話二科100年の巨匠削ぐ   

    夏の雨父眠り居る靖國へ    汗滲む父に柏手責果たす
    柔らかく夏雨注ぐ大鳥居    夏の雨今朝は靖國鎮まりて
    神門に金色二対菊御紋     聯隊の献木多々眺めをり

    英霊二百万余柱合祀せり    梅林にひっそりとして憲兵碑
    灯籠や御霊安かれ道照らす   日章旗大鳥居の空湿りをり
    能舞台風雪試練薄き松     夏の味靖國の前洒落た店




 終戦日を前に

 昭和20年 (1945年) 8月15日は、第二次世界大戦の終戦を迎えた日。その時、
 昭和14年 (1939年) 生れの私は6歳でした。

 戦後70年の今年、76歳の私の記憶に残る戦争は、次第に脳裏から薄れつつあり
 ます。しかし乍ら、空襲警報に弟と一緒に逃込んだ防空壕、焼夷弾で森の向こう
 が真っ赤になった光景、終戦日に何も語らなかった母、小学校の思い出や戦後の
 生活苦などは鮮明に覚えています。

  作 句  八月や防空壕は狭き城     森の道花火の匂ひ焼夷弾
       終戦日何も語らず母位牌   

       給食の脱脂粉乳摘む鼻     青竹と白チョーク飛ぶ教師今
       熊蟬のシャーシャーとして威厳あり  
       初給与母の手添へて仏壇へ

 今日我家で、つくつく法師の鳴き声を聞きました。未だこの暑さ、月遅れのお盆
 前と言うのに… 。 でも、嬉しかった。

       世田谷につくつく法師もう秋か
 


 
 白馬村と作句

 猛暑が続く東京を離れて、夫婦で長野県の白馬村へ2泊3日の旅をしてきました。
 しかし、日中はとても暑く期待はずれでしたが、朝晩は気温がぐっと下がり快適
 でした。

 新宿から白馬まで、特急あずさ号で凡そ4時間、行き帰りとも満席でした。
 宿は温泉のあるペンションで、時折利用しています。

 栂池自然園、八方尾根、塩の道千国街道、白馬三枝美術館などに行きました。


  作 句
     東京に負けぬ暑さの白馬かな   然れども朝晩涼し食すすむ
     白馬にはまだ紫陽花の瑞々し   栂池や白い帽子のちんぐるま
     塩の道百体観音笑み涼し     雪渓を小さき影が登り行く
     夏リフト八方尾根の花の道    名画あり白馬三枝美術館



 小淵沢の山荘

 2日の日曜日、夫婦で小淵沢にある友人の山荘にお伺いしました。毎年5〜6月の
 花の時期に訪れていますが、今年は事情があって8月になってしまいました。

 しかし、沢山の山百合が丁度満開時期で大いに楽しめました。小鳥の餌場には、
 多くの野鳥が集まって賑やかでした。

   作 句   友ありて雲立つ峰や小淵沢   山百合や気高き姿友に似て

                     季語「夏」: 雲立つ峰 山百合




 久し振りの能楽鑑賞と作句

 2カ月振りに、能・狂言を楽しみました。29日(水) 午後1時から、国立能楽堂での
 定例公演で、狂言「佐渡狐」、能「自然居士」の上演でした。
 
 狂言の「佐渡狐」、石田幸雄をシテに 深田博治と 高野和憲でしたが、幸雄はともかく
 博治と 和憲は今イチ面白味に欠けました。

 能「自然居士」は、居士に 香川靖嗣 (喜多流)、人商人に 宝生欣哉、子方に 大島伊織
 クン、門前の者 野村萬斎の配役でした。

 居士と人商人との強談判は、なかなか迫力がありましたが、靖嗣は大仰に声高に演じ
 るのではなく、柔らかみの中に強さと説得力のある芸を見せてくれました。

 また、中之舞・曲舞・ささら・羯鼓の芸尽くしも見応えありました。欣哉・萬斎も、
 持ち味を出して好演しました。伊織クンは、少し眠かったようです。
 囃子方、地謡陣も見事でした。

  作 句  
      雲居寺の夏説法や自然居士    自然居士人商人の朱夏談義
      芸尽くし自然居士舞う夏舞台   居士の面大喝食や青葉木菟

              季語「夏」:夏説法・朱夏談義・夏舞台・青葉木菟



 能面虫干し見学と作句

  俳句を勉強してみようと思いたったのは、今年5月に76才になってからである。
  11年前の65才に、能の鑑賞を始めたのと同じ動機で、何か新しいものに挑戦
  してみようと言う意地があった。20年前、56才で油絵の制作に取り組んだ時も
  同様である。

  何ごとも中途半端で終らせたくない性分で、油絵制作・能楽鑑賞の結果は自分
  なりに満足している。しかし、油絵と能は、若かったから無理や無茶が出来た
  のだが、もう体が言うことを聞いてくれない。

  俳句は、結社とか句会などに入った方が、上達も早いと聞いている。が、当座
  は己の勉強一筋で行く。昨日、能面打の 岩崎久人師に連れられ、青山の銕仙会
  能楽研修所での「能面の虫干し」を拝見した。
 
  早速作句してみたが、推敲が足りず満足するものはない。

    虫干しや能面たちが並び居り    風入れや翁の面が微か笑む    
    役者居ぬ面虫干しの能舞台     能面の涼し気なる曝暑かな
    幾多夏役者が掛けし面強し     虫払い面打つ人の息使い

           季語「夏」:虫干し・風入れ・曝暑・幾多夏・虫払い
  
  
  

「俳 句」

「俳 句」作句開始

 今年5月5日 76歳の誕生日を期して、俳句作りに取り組むことにした。俳句は、高校時代
 から興味はあったが、ここまで実作はない。
 実は家内が、NHKの俳句教室に挑戦したが、中途で挫折してしまったので、私が挑戦する
 ことにした。しかし、NHKの講座は受講しない。
 当面は独学で、俳人 藤田湘子 (故人) の入門書を手がかりに、俳句作りを開始した。とにかく、
 「実作を反復せよ」、そして「推敲を重ねよ」という教えなので、着実に実行して行こうと
 思っている。
 更に、「作句を休まず続けよ」「1カ月三十句は作れ」「鑑賞書・句集を読み、視野を広め
 鑑賞眼を高めよ」「俳句専門誌を講読、投書欄に応募して実技を磨け」とある。
 やってみよう。





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